日本近世文学会 2021春季大会シンポジウム
デジタル時代の和本リテラシー
古典文学研究と教育の未来

2021年6月12日(土)13:30~15:40

オンラインで開催します。

            

企画意図

コロナ禍は社会を大きく変容させました。我々はオンラインでのコミュニケーションやデジタル化の促進という大きな渦に翻弄されています。そのなかで、遠くにいる研究者とオンラインで集うということは、数少ない喜びでありました。
昨年秋のシンポジウムは「つながる喜び――江戸のリモート・コミュニケーション」と題しましたが、それを受けて今回は、我々が体験したオンラインでの「つながる喜び」の先を考える機会にしたいと思います。国や地域を越えてオンラインでつながって、デジタル化が進んでいく、その先にある古典文学研究や教育の課題について、様々な取り組みから見えてくる課題や今後に向けた知見を共有します。

このシンポジウムでは、日本近世文学会が長らく普及を行ってきた「和本リテラシー」に関わる事柄、そして古典籍から情報を得て翻刻をするという、この本学会員にとって研究の基礎ともいうべき行為に焦点を当て、デジタル時代にどう研鑽し、どう活用するのか――そして我々が得たものを未来にどう残していくのかを考えます。
我々がつきあうことになるデジタルのシステムは決して魔法ではありません。出来ること、出来ないことをきちんと理解することで、おのずから、我々がなすべきこと、そして我々の仕事の意義が見えてくるのではないでしょうか。


参加申し込み

参加無料・こちらからお申し込み下さい。

*シンポジウム・研究発表ともにご参加いただけます*

研究発表の詳細はこちら

プログラム

登壇者・タイムスケジュール・要旨・関係情報

13:30~13:40
開会挨拶 小菅隼人(慶應義塾大学教養研究センター所長)
13:40~13:50
佐々木孝浩:「書誌学の国際的なeラーニングとワークショップを通じて」
13:50~14:00
ラウラ・モレッティ:「AI時代における和本リテラシー ―海外の研究者を育て続ける未来―」
14:00~14:10
海野圭介:「大規模画像蓄積からデータ駆動型の研究・教育へ」
14:10~14:20
宮川真弥:「紙面と画面―「翻刻の未来」続貂―」
14:20~14:30
山田和人:「古典教育に学会は何ができるのか―出前授業から見えてきたもの―」
14:30~14:40
休憩
14:40~15:40
全体討議:ディスカッサント 勝又基 / 司会 津田眞弓


勝又 基

ディスカッサント

明星大学教授、元ハーバード大学客員研究員、元ブランダイス大学客員教授。 専門:日本近世文化。編書:『古典は本当に必要なのか、否定論者と議論して本気で考えてみた。』(文学通信、2019)ほか。

津田眞弓

司会

慶應義塾大学教授、専門:日本近世文学。著書:『山東京山年譜稿』(ぺりかん社、2004)ほか。

マシンと学ぶくずし字/マシンと読むくずし字
コペンハーゲン国立美術館蔵浮世絵と和本目録
フィンランド国立図書館蔵合巻『仮名手本忠臣蔵』調査報告

動画配信

ライブ配信・記録動画配信


ライブ配信も予定しています。(質問等はできません)

議論を深めるための
基本情報

我々以外の多くの皆様が様々な試みをなさっていると存じます。
自薦・他薦を問わず、議題にかかわる情報をお待ちしています。
各種取り組みはもちろん、書籍なども、こちらからお教え下さい。(大会終了まで受け付けます)

情報提供

参加申し込みとお問い合わせはこちらへどうぞ

参加申し込み お問い合わせ


■ 主催: 日本近世文学会
■ 後援: 慶應義塾大学教養研究センター

大会オペレーション: 文学通信

画像:国文学研究資料館蔵『平家物語』https://doi.org/10.20730/200017021